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議会活動

「一般質問」

  • 令和3年 定例会議一般質問
    • 令和3年9月3日定例会

      山口孝弘

      誠和会の山口孝弘でございます。会派を代表いたしまして質問させていただきますので、執 行部の皆様におかれましては明快なる答弁をよろしくお願いいたします。
      質問事項1、命を守る対策。要旨(1)通学路安全対策について質問させていただきます。
      6月28日に発生した朝陽小学校の児童5名が下校途中に飲酒運転のトラックに巻き込ま れるという悲惨な事故により、亡くなられた2名の児童のご冥福を心からお祈りいたします。
      また、負傷された3名の一日も早い回復を祈っております。
      大変つらく悲しい事故であります。二度とこのような事故を起こさないためにも早急な対 策が求められます。
      そこで、事故後、交通安全プログラムの再点検が行われたところでございますが、子ども たちの命と安全を守るために、通学路安全対策の進捗状況と今後の整備計画についてお伺い いたします。

      教育長

      答弁いたします。
      通学路安全対策の進捗状況については、緊急一斉点検及び取りまとめ会議を終え、関係部署 による対応が進められております。
      まず、交通事故が起きた市道102号線については、道路河川課が中心となり、外側線や 横断歩道が引かれ、置きガードレール及び狭窄、ハンプが設置されました。
      また、今後の整備計画につきましては、代表質問1、やちまた21、加藤弘議員に答弁し たとおり、短期で対応できるとされた107か所につきましては、順次、対応を進めてまい ります。
      教育委員会としましては、交通安全教室の実施や教職員の研修に加え、危険箇所の画像や 位置情報等を活用した新しい安全マップ作りなど、安全教育の充実を図り、ソフト面による 対策を推進します。
      今後も関係部署と連携しながら、ハード面とソフト面の対応を効果的に組み合せ、通学路 の安全対策を着実に進めてまいります。

      山口孝弘

      答弁、ありがとうございました。
      関係部署と連携と協力をしながら、今後の対応をお願いいたします。
      次の質問に入りますが、通学路安全対策を早急に進めるためには、何といっても、財源を 確保しなかければなりません。しかしながら、2年前に八街市に甚大な被害をもたらした台 風15号、19号、豪雨災害に続き、昨年度から続く新型コロナウイルスの対応など度重な る災害に財政面への負担を危惧するところでございます。
      そこで、通学路安全対策を進めるための財源確保につきましてお伺いをいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      通学路となっている市道の整備につきましては、多額の費用を要することから、財源確保の ため、現在も国の補助制度を活用しているほか、財政負担の平準化を図るため、地方債を活 用し、計画的に整備しているところでございます。
      このため、今後も国の補助制度などを活用しながら、計画的に整備に引き続き努めてまいり たいと考えております。

      山口孝弘

      答弁、ありがとうございます。
      具体的には国の補助制度というのはどのような制度を使っていくのか、お伺いいたします。

      市川明男建設部長

      現行でございますと、社会資本整備総合交付金を活用させていただいているところでござい ます。
      今回の事故を受けまして、交通インフラ、陸上交通、海上交通、航空交通におけます重大 事故等が発生した場合の対策が補助の対象となります防災・減災対策等強化事業推進費が本 年度活用できるということを国及び県よりご指導いただきました。現在、申請したところで ございます。
      なお、今現在につきましては、その内示を待っているところでございます。

      山口孝弘

      ぜひとも、今回、意識をしていただきたいのは、今回の事故というのは八街市の対応を八街 市民のみならず、全国民が注視しているというところでございます。ぜひとも、スピー ディーかつ、きめ細やかな対応をお願いしたいところでございますが、例えば、クラウド ファンディングであったりとか、ふるさと納税など、あらゆる手段を活用しながら整備して いく考えはあるのか、お伺いをいたします。

      総務部長

      今回の事故を受けまして、八街にございますやちまた応援寄附金、この寄附金の使途の中に 交通安全対策事業というのを設けて寄附はお受けしております。現在のところ、8月末でご ざいますが、4件、このご寄附を頂いております。
      それで、今、話題になりましたクラウドファンディングですけども、これは担当の方も当 然検討させていただきました。その中で、やはり、今回、対象というか、目的というか、そ このきっかけが事故ということなので、ご遺族様とかご家族様の心情を考慮しまして、今回 ばかりはちょっと控えさせていただきました。
      それで、全国的に見ましても、災害復旧の寄附というのは、当然たくさんあるんですけれ ども、こういった事故等を起因とした寄附というのは、今、調べている限りでは見当たらな いということですので、今回は見送っております。

      山口孝弘

      様々な考えがあるとは思いますが、やはり、スピーディーかつ、きめ細やかなというところ を考えますと、様々な方策を考えていく必要があるだろうというふうに考えますので、ご対 応をよろしくお願いいたします。
      次の質問に入りたいと思います。
      先ほど、市長の答弁でも、早期に対応できる107か所については、順次対応して行くと いう答弁もお聞きいたしました。
      子どもたちの安全を守るためには、今まで以上に見える化を図り、多くの皆様の見守りな どのご協力が必要不可欠でございます。そのためにも、通学路の現状や危険箇所の周知など、 保護者や見守り隊のみならず、地域が一体となった対応が必要であると感じております。 そこで、通学路危険箇所の周知や通学路整備計画の周知についてお伺いいたします。

      教育長

      答弁いたします。
      危険箇所や整備の方向性については、児童・生徒・保護者だけでなく、市民に対しても周知 していきます。
      そのために、教育委員会といたしましては、通学路における危険箇所や緊急点検の経過に ついて関係部署と協議した内容を、学校だよりや八街市のホームページを通じて発信してい きます。
      保護者や地域の方々と情報を共有することで、見守りや声かけ等のボランティア活動の活 性化といったソフト面の充実につなげてまいります。

      山口孝弘

      やはり、PTAや見守り隊、地域の方々が知らない、分からないでは地域ぐるみの安全対策 が図れませんので、工夫をしながら、丁寧に周知を図っていただき、互いに協力しやすい環 境も含めて確立をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
      次に、スクールバスの導入についてでございます。
      さきの臨時会でも議論がございましたが、事故のあった児童・生徒の安全確保のため朝陽 小学校が先行して行っており、あわせて自転車通学である二州小学校の2校の導入が決定し たところでございます。
      しかしながら、この2校以外にも危険な通学路は多々ございます。スクールバスの導入を 望む声が日に日に強くなっているのではないでしょうか。スクールバスの導入を含め、その 後の動向や進捗状況につきましてお伺いいたします。

      教育長

      答弁いたします。
      スクールバスの導入については、代表質問1、やちまた21、加藤弘議員に答弁したとおり、 児童の登下校における安全確保のため、朝陽小学校と二州小学校の2校を調査検証校とし、 スクールバス運行の効果や可能性について検証していきます。
      そのほかの学校のスクールバスの運行については、今後、国の動向も注視しながら。慎重 に検討していかなければならないと考えております。
      教育委員会といたしましては、スクールバスの運行とともに、各学校において「学校安全の 手引」を活用した危険予測の学習や、新しい安全マップ作りなどの安全教育を充実させるこ とによって、自ら安全に対して主体的に考える力の育成を図ってまいります。

      山口孝弘

      菅総理からは「全国に先駆けて市内全小中学校の送迎スクールバス運行を支援する」とモデ ル事業として位置付けると考えを示しました。
      教育長の答弁では、調査検証校としての答弁でございましたが、そもそも、これはモデル 事業の位置付けなのか、検証事業のような調査をするためのものなのか、まずはここを確認 させていただきたいと思います。

      教育長

      答弁いたします。
      今回の検証事業につきましては、国の委託事業であります学校安全総合支援事業を活用する もので、事業を実施する市町村が独自に事業内容を設定し、事業の実施と、その効果や問題 点を検証するものです。
      具体的な事業内容につきましては、先ほど答弁したとおり、児童の登下校における安全確 保のため、朝陽小学校と二州小学校の2校を調査検証校とし、スクールバス運行の効果や可 能性について検証するものです。その結果を基にスクールバス運行の導入の可能性について 慎重に考えていきたいと思っております。

      山口孝弘

      分かりました。検証事業ということで理解をさせていただきます。
      スクールバスの導入の拡大につきましては、市からも国に対しての要望でも、県から国に 対しての要望でも、国の制度の助成の要件の緩和や補助率の拡大等々を求めておるわけでご ざいます。これからも国に対し制度の緩和、拡充を粘り強く求めていただきたいというふう に思います。
      そして、新たな形でのスクールバスの導入について、まずは小学校の危険箇所から、ふれ あいバスを含めたハイブリッド方式でのスクールバス計画が必要なのではないかなというふ うに考えます。また、学区にとらわれない方式であったりとか、全ての学区を補わないでも、 一部の形でも目に見える形で進めていただき、それが八街方式として全国の先駆けとなるよ うなスクールバス導入の拡大をぜひとも目指していただきたいと思いますが、いま一度、教 育長の考えを伺えるでしょうか。

      教育長

      先ほども答弁させていただきましたように、今回の検証事業を大事にしながら、その他の学 校のスクールバスの導入については可能性を探っていきたいと思っております。
      先ほど、議員の方からありましたハイブリッド型も私の方も考えておるところでございま す。スクールバスとして、ふれあいバス、路線バス等々、様々な形を使った安全な登下校の 方法がないものか、これから模索していくということを思ってございます。

      山口孝弘

      ぜひとも、これは北村市長にもお伺いしたいんですが、北村市長の考えをお伺いいたします。

      北村新司市長

      スクールバスの導入につきましては、これまで僻地における通学支援、あるいは近年の学校 の統廃合による遠距離通学が必要となったときに児童・生徒のために運行するスクールバス はございますが、今回、本市で取り組む通学路の安全確保の手段として、また事故後の心理 的ケアとして運行させるスクールバスは、全国でもあまり例のない事業だというふうに考え ております。
      本市といたしましても、このスクールバスを運行する中で生じる課題、あるいは効果等々 をしっかり検証しながら、国の動向をしっかりと注視しながら、慎重に検討してまいりたい と考えております。

      山口孝弘

      二度とこのような事故が起きないように、全国の手本となるような八街方式をぜひとも構築 していただきたいと思います。
      そして、国への要望を含め、そのための行動をぜひともお願いいたします。
      次に、要旨(2)新型コロナウイルス対策について質問させていただきます。
      デルタ株の急速な感染拡大の下、4度目の緊急事態宣言が21都府県に出され、今もなお 感染拡大が広がっており、予断を許さない状況となっております。
      そういった中、感染予防と重症化リスクを抑えることが期待される新型コロナウイルスワ クチン接種が進められておりますが、現状につきましてお伺いいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。 代表質問1、やちまた21、加藤弘議員にお答えしましたとおり、8月30日現在の新型 コロナワクチンの接種状況は、1回目が54.2パーセント、2回目が42.5パーセント、 65歳以上の高齢者につきましては1回目が85.2パーセント、2回目が83.1パーセ ントとなります。
      現在、基礎疾患を有する方や高齢者施設等従事者への接種と併せまして、45歳以上の方 と12歳から18歳の方、妊婦とそのパートナーへの接種を進めております。
      9月中旬には、40歳から44歳の方に、10月には、39歳以下の方へ接種を開始いた します。
      今後、ワクチン供給量なども確認しながらになりますが、予約期間の拡大、接種回数の増 など、市内医療機関と調整しながら、接種の早期実施ができるよう検討してまいります。

      山口孝弘

      ありがとうございます。
      他市町村の接種スピードを考えますと、さらに接種ができる体制を備える必要性があるん ではないかなというふうに思います。
      職域接種も多くのところで始まっておりますので、市内の感染状況を見ますと、20代、 30代、40代の感染が多い状況でありまして、若年層の早期の接種を早める必要があるの ではないかなと思います。
      その考えにつきましてお伺いをいたします。

      吉田正明部長

      若年層の方の接種の前倒しということでございますけれども、現在の状況ですと、接種をお 待ちいただいている方がまだ多い中で、予約年齢だけを開放してしまいますと、高齢者の皆 様の予約を受けたときに、かなりご負担をおかけした。予約の電話、あるいはサイトへのア クセスというものが集中してしまいまして、かなり予約が取りづらい状況になってしまった と。こういった同じような状況になってしまうというようなことが危惧されるところでござ います。
      議員がおっしゃいますとおり、年齢制限がなく予約が取れるといった自治体があるという ことは承知をしているところではございます。
      今後、本市におきましても、予約の状況ですとか、あるいは医療機関との調整状況、こう いったものを鑑みながら、可能な限り、前倒しは進めまして、早期に市民の皆様に接種がで きるよう努めてまいりたいと、そういうふうに考えているところではございます。
      なお、昨日にはなりますが、40歳から44歳までの方については予約を開始する旨の通 知の方を出させていただきました。こういった予約の開始をお知らせするようなはがきの発 送時期、こういった情報につきましても、遅滞なくしっかり発信してまいりたいというふう に考えております。

      山口孝弘

      なるべく早く接種ができるような体制を整えていただきたいと思います。よろしくお願いい たします。
      次の質問に入ります。
      新型コロナウイルスに関しては、「正しく恐れる」ということが何よりも大事であると感 じております。ワクチン接種も同じことが言え、任意であるワクチン接種に対し、正しい知 識を持ってメリットとデメリットを理解していただくことは、特に若い世代の接種拡大にも つながり、極めて重要だと感じております。
      そこで、新型コロナウイルスワクチン接種による副反応の周知についてお伺いいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      新型コロナワクチンの接種後には、体がワクチンに反応して、接種部位の痛みなどの局所反 応や、発熱、頭痛などの全身性の反応が生じる可能性があり、1回目より2回目の方が多く、 年齢が上がるにつれて頻度が低くなるようです。
      こうした情報は、接種券や予診票と同封したご案内に記載しているほか、副反応やアナ フィラキシーなどに関する情報や、千葉県新型コロナワクチン副反応等専門相談窓口の電話 番号を、接種会場にも掲示してあります。
      ワクチン接種によるメリットが副反応のリスクより大きいことから、国は、接種をお勧め しております。
      接種は、体調が悪くないときに受け、接種後はゆっくりお過ごしください。
      接種後の痛みや発熱に対しては、市販の解熱鎮痛剤で対応いただくことも考えられます。 こうした副反応に関する情報は、市ホームページから厚生労働省の情報にアクセスできま すので、接種に対する不安が少しでも解消できるよう周知を継続してまいります。

      山口孝弘

      ぜひとも、分かりやすい周知をしていただきたいというふうに思います。
      次の質問に入ります。
      ワクチン接種が進むにつれて心配されることの1つに、今回の接種というのは任意の接種 でございますので、職場先であったり、学校などにおいて、接種した人としていない人に分 かてしまい、いじめや差別に発展する可能性が極めて高くなるおそれがございます。
      そこで新型コロナウイルスワクチン接種でのいじめや差別を防ぐための対策につきまして お伺いいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      新型コロナワクチンについては、発症予防効果など、ワクチン接種のメリットが副反応のリ スクより大きいことを確認して、皆様に接種をお勧めしております。
      しかしながら、接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただ くものであり、受ける方の同意なく接種が行われることはありません。
      また、明らかに発熱している方や、重い急性疾患にかかっている方、ワクチン成分に対し、 重度の過敏性の既往歴のある方などは、接種を受けることができません。
      国は、職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない方に差別的な扱いを することのないよう、呼びかけております。
      職場におけるいじめ・嫌がらせなどに関する相談窓口や人権相談に関する窓口も設けてお ります。
      本市といたしましても、市ホームページや広報やちまたなどにより、随時、こうした情報 を市民の皆様方にお知らせしてまいります。

      山口孝弘

      ぜひともよろしくお願いいたします。特に教育現場におかれましては注視していただき、 様々な実践事例もあるというふうに聞いておりますので、いじめや差別につながらないよう によろしくお願いいたします。
      次の質問に入ります。
      前の質問にも関連することでございますが、「リスクコミュニケーション」とは、新型コ ロナウイルス感染症について、全員が情報を共有し、対話や意見交換を通じて意思の疎通を 図ることによって、意識の共有やお互いの信頼関係を構築することであります。
      すなわち、情報発信におきまして、市民がしっかりと市の発信を受け止めて、その呼びか けに応える行動が取れるのかということが大事でありまして、例えば防災無線でのメールで あったりとか、繰り返し同じようなことを言われますと、聞く気になれないとかなどと言わ れないような工夫と対応が必要であるというふうに感じております。行政が信頼を得るため には、正確さ、迅速さ、根拠を示すことが重要でございます。
      そこで、コロナ禍における「リスクコミュニケーション」につきましてお伺いいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      代表質問1、やちまた21、加藤弘議員にお答えしましたとおり、新型コロナウイルス感 染症対策及び行政運営における情報発信としてのリスクコミュニケーションの重要性は認識 しており、市ホームページや広報やちまた、公式ツイッター、メール配信、防災行政無線や 青パトによる情報発信を継続してまいりますとともに、より細やかな広報活動に努めてまい りたいと存じます。

      山口孝弘

      市民の皆様は、やはり、市から頂く情報というのは大変重要だというふうに感じておるとこ ろでございます。工夫をしながら、市から来る情報に対して敏感に反応できる、行動できる、 そのような情報発信をこれからもよろしくお願いいたします。
      次の質問に入ります。
      新型コロナウイルスの感染拡大によって、生活に困っている市民の皆様や事業者の方々を はじめ、国、県、市では、様々な支援策を行っておりますが、先の見えない状況の中、事業 者の皆様から今後の経営について不安の声を伺っているところでございます。いつかはwi thコロナからafterコロナに移行すると信じておりますが、経済が大きな転換期を迎 えるとも言われており、これからの対応が大きく左右するといっても過言ではございません。 そこで、withコロナ、afterコロナの経済対策について市の考えをお伺いしたい と思います。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      新型コロナウイルス感染症の影響により、経済活動や生活様式に大きな変化を強いられる中、 国・県におきましては、「持続化給付金」及び「中小企業再建支援金」等の給付金による支 援をはじめ、資金繰り支援のための特別貸付等の金融緩和策並びに雇用維持を図るための助 成金等、様々な支援を行ってまいりました。
      本市におきましても、代表質問1、やちまた21、加藤弘議員に答弁いたしましたとおり、 昨年度は急激に落ち込んだ経済をいち早く支援するため、「八街市中小企業元気アップ給付 金事業」を実施し、売上げが前年同月と比較して20パーセント以上減少した中小企業等に 対しまして、一律10万円を支給いたしました。
      また、今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と併せまして、事業の維持・継 続を図るとともに、デジタル化をはじめとするポストコロナに向けた新しい生活様式等の対 策を講じた事業者に対し、その必要経費について1事業者当たり10万円を上限に支援する 「八街市中小企業等新しい生活様式応援事業補助金」を支給しているところでございます。 新型コロナウイルス感染症がもたらした急速な社会変動は、リモートワーク対応、多様な働 き手・働き方の受入れ、ビジネスのオンライン化やデジタルコミュニケーションといった取 組を事業者に求めており、これらに適応していくことはアフターコロナの企業経営と地域の 持続可能性につながるものと考えております。
      今後、ワクチンの普及や治療薬の開発等により、感染状況にある程度コントロールできる時 期を見据えながら、地域経済再興のための施策を展開していくことが重要であると認識して おりますので、こうした新しい時代への取組を含め、必要な方に必要な支援が行き届くよう、 八街商工会議所と連携を図りながら、スピード感をもって対応してまいりたいと考えており ます。

      山口孝弘

      答弁、ありがとうございました。
      現時点におきまして具体的に考えていることがあれば、お伺いしたいと思います。よろし くお願いいたします。

      経済環境部長

      お答えいたします。
      市長の答弁にもございましたが、この先、感染の収束がなかなか見えない中で、アフター コロナにつきましては、今後も感染の波が繰り返す中で、オフィスや店舗の造り、働き方、 人材採用、営業やマーケティングの仕方など、多様なビジネスモデルが企業に求められてい ると考えております。これらに適用していくことが事業継続に必要であると考えております。 こうした取組に対応するための支援を含め、今後もコロナ禍における経済状況の変化に応 じ、国・県の動向に注視しながら、適切なサポートを実施できるよう検討してまいりたいと 考えております。

      山口孝弘

      経済対策におきましては、難しい局面を迎えることが予想されますので、先手先手の対応を ぜひともお願いいたします。
      次に、要旨(3)の防災力の強化につきまして質問させていただきます。
      2年前、令和元年の台風15号、19号、10月25日の豪雨災害によりまして甚大な被 害を受けたことは記憶に新しいところでございます。いまだに爪痕を残しておるところでご ざいますが、この災害を教訓に新たな災害に対する対応を市としても進めていかなければな りません。
      そこで、治水対策の進捗状況につきましてお伺いをいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      治水対策の進捗状況につきましては、令和元年の台風15号等による影響もあり、現在、 上砂地区の排水路改修工事を継続的に進めているところでございます。
      また、事業完了後につきましては、大関地区の排水路も一部破損や機能が失われている箇 所もあることから、冠水対策も含め計画的に改修工事を行ってまいりたいと考えております。 その他の排水路につきましても、被害の軽減につながるよう部分的な補修や適切な維持管 理を行ってまいりたいと考えております。

      山口孝弘

      ありがとうございます。
      次に、倒木対策の進捗状況につきましてお伺いいたします。

      北村新司市長

      答弁いたします。
      倒木対策につきましては、昨年度、砂地区、市道115号線沿いの森林、約1千300平方 メートルを千葉県の補助事業である災害に強い森づくり事業を活用いたしまして、樹木伐採、 運搬及び植栽などを行いました。
      今年度につきましても、災害に強い森づくり事業を活用いたしまして、八街南中学校付近 の市道216号線沿いの森林、約7千平方メートルの伐採などを計画しておりまして、現在、 土地所有者の同意をいただいたところでございます。
      この候補地は、通学路となっておりまして、度々倒木被害が発生している箇所であり、高 圧電線があることから、早期に事業着手してまいりたいと考えております。

      山口孝弘

      治水対策、倒木対策は、対策をしっかりして、そしてしっかりと整備をしていけば、これか ら起こり得る災害の被害を最小限に食い止めることができます。安心安全を守るための対応 をこれからもよろしくお願いいたします。
      以上で私の質問を終了いたします。ありがとうございました。


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